
大宮駅で たまさんに出会いました。
お土産屋さんの店先の 手描きっぽいディスプレイを見て
一定時間麻痺しました。
お、おれの描いた絵が!?
なぜ ここに!?
って びっくりするくらいそっくりだったんです。
わたしがあちこちに描きちらす、たまさんの絵に。

こういうの。
びっくりして写真を撮らせてもらいました。
たーまやー!(花火か)
「ロールになったチーズうさぎ」というお菓子の
パッケージイラストを ディスプレイにしていただけなんですけどね。
まあ単純な線画ですし そんな驚くことじゃないんですけどね。
でも 塾の生徒がみたら絶対「あっ、たまさんだ!」って叫ぶと思う。
そして写真撮るだけじゃ悪いので
食べもしないロールケーキを一本購入。
んー。塾の受付のふじいさんにあげよっと。
お誕生日が近いから。
さーて軍事史の授業はめっちゃ面白かったのですが
論文書かないと単位がもらえません。
慌てて参考文献を買い漁りました。
紀伊国屋で1冊、amazonで6冊。
「クラウゼヴィッツの戦争論」、前に呼んだときは半分で挫折して
わかりやすい解説書だけ読んでお茶を濁してましたが
今度は気合入れて、上中下巻3冊に挑むぞー。
なにしろ原著は昔のドイツ語、翻訳がややこしいのか日本語も難解でめんどくさくて
「否!否!否!」って叫んで本を放り出したくなります。
ニーチェと同じや。あれも、ふるいドイツ語だから異様に重厚な訳が多いけれど
中身はもっとシンプル&ビューティフルじゃないかと思います。
そこで思い出すのは 筒井康隆の短編小説「火星のツァラトゥストラ」。
未来の火星コロニー。「ツァラトゥストラはかく語りき」を翻訳しようとして
難しいのはウケないので 火星のアホなヤングでも読めるように平易にしたら
タイトルが「ツァラトゥストラの おはなし」に。
中身は「みなさん、こんにちは。わたしは、ツァラトゥストラです。」と
幼稚園児レベルに! そしてバカウケ、ベストセラー、大ブームに!
・・いいお話です。
糸井重里氏も 難解な文学表現は読む気が起きないから
三島由紀夫の「仮面の告白」などは 「おめんの告白」にしてしまえ!
と、おっしゃっていたようなおぼえがあります。そりゃ読みたくなる。
わたしの持ってる「仮面の告白」は旧仮名遣い&旧字体だから、よけいに。
だれか。
「クラウゼヴィッツの戦争論」を わかりやすく
「クラちゃんが考えた☆戦争のこと」というタイトルにして
新訳してくれまいか。
そこでまた思い出すのが
カール・ブッセの 「山のあなた」。
上田敏の名訳で知られるこの詩も
山のあなたの空遠く、
「幸」住むと人のいふ。
ああ、われひとととめゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
というのは文語表現で もう今では意味がわかりにくいから、って
星新一が 抄訳をさらに!現代風に訳したこっち。
山のむこうの遠くの空の下に
さいわいという名の怪物が住んでいて
あばれているという話なので、
自分は人といっしょに止めに行ったが
途中グミの枝で目を刺して
涙を流しながら帰ってきた。
あほやっ!あほやっ!あほやっ!
・・・否!否!否!
やっぱ天才やっ!