
家で 作文の添削をしていて気が付いた。
本文よりも 添削の字数が多いってどういうことだ。
原稿用紙のあちこちに たまさんのイラストも踊り狂っている。
わし、書き込みマニアや。
小5、小6都立受検の作文添削が
家に持ち帰るものだけで 毎週70~80枚。
うん、睡眠時間なくなるはずだよね。
それでも元気に ちょくちょく飲み会を主催する。
うん、睡眠時間なくなるはずだよね。
先日の飲みトーク。
「センター街の名前、いつの間にか変わりましたよね?」
「ああ、なんだっけ」
「ぜんぜん定着してないし(笑)えーと、えーと」
「あっ、思い出した!」
「おっミカミさん、さすが!」
「“母さん助けてストリート”!?」
「そ、そんな通り、行きたくないです!」
・・・それは、オレオレ詐欺の新名称やったね。
中野区との境にある杉並区のまち、方南町。
丸の内線のこの駅に 今年の春からヒーローが現れて話題になっている。
その名は
「ベビーカーおろすんジャー」!(ここで、各自カッコいい戦隊モノのテーマ曲を脳内で流すこと。じゃじゃーん♪)
この駅は、杉並で唯一エレベーターやエスカレーターを持たない、
暗ぁい古臭ぁい駅だ。(けなしてません。本当ですから。キリッ)
私は、この町にボクシングジムがあるので毎週通っているけれど
むしろ昭和の香りただよう、昔懐かしい駅だと思っていた。
地上への階段は トレーニングだと思ってダッシュで駆け上がる。
(出口にある駅そば屋さんの天ぷらの香りが素敵!)
帰りは 階段を下りかねて困っているお婆さんの荷物を持って、ダッシュで駆け下りる(ザ・お節介)。
しかし あまりの不便にたまりかねたのか、突如あらわれたヒーロー!
ミドリ色の戦隊ルックに身を包んだ ベビーカーおろすんジャー!
ええ。新聞で読んで驚きましたとも。
どんだけ非日常。
てえしたもんだえれえことだ、人情に厚いってえのはこういうことだよなウン、
と 江戸弁で落語のように感心してみたけれど
どう考えたって異色過ぎるし
そもそも私、毎週行ってるのに目撃したことがない。
うーん。会いたいぞ、おろすんジャー。
会いたい会いたいと思い続けて数ヶ月、まったく目撃することができず
つい先日 ジムで地元の会員さんに話を訊いてみた。
「あー。いるよね、おろすんジャー」
「見たの!?」
「うん、朝の二時間くらい、ボーっと立ってる」
「ええ?ボーっと?」
「なんか、写真屋さんの横に突っ立ってて、邪魔ー」
「邪魔なの!?」
「だってー、朝とかベビーカーのお母さん来ないしー。午後にいればいいのにー」
「そんなめんどくさい存在なの!?」
ショックでしたわ。地元の声。
杉並区長も賞賛していたはずなのに・・。
(いや区長、ウケてないで早くエレベーターつくって!)
地元民にめんどくさがられる素敵なヒーロー、おろすんジャー。
がんばれ!ぼくはおうえんしているよ!
(レッドとブルーとピンクとイエローを募集中だそうです)