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スーパーミカミブラザーズ

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「親分」と呼ばれる従兄がいます。
なんとも頼りないミカミ三兄弟とは違って
人情に厚く、仕事ができて世間でも成功し、度量が大きく頼もしいので
昔からずっと、親分!親分!と呼んで
ミカミ家揃って すっかり頼り切っています。

そんな親分が家を新築し
その豪邸にたびたびミカミ家の者を呼んでくれまして
この度は私の都合に合わせて
「たまには兄弟で顔を合わせなさいパーティー」
を開いてくれましたので
ええと、十年ぶりに兄弟三人(&妻子)が揃って再会しました。
(驚愕の疎遠っぷり!)

久しぶりに会えば会ったで、別に仲が悪いわけではないので
普通に話すミカミ兄弟ですが
なにしろお互いに無沙汰が長すぎて
当たり前だけれどそれぞれに歳を重ねていることにびっくり。
(頭の中、子供の頃のイメージしかない)

いまだにちゃらちゃらしているのは私だけで
弟ヒロキ・マサキともに子供が二人いて 大黒柱として苦労しているので
「オレ、もう老眼で近くの物が見えないよ」
「オレなんか背が縮んできた」
お前ら どんだけ老人だよ!

あまつさえ
「オレ、血圧が高くなった」
と言いだしたヒロキをつかまえて
親分が血圧計で測定したところ
驚愕の
上・175!下・112!
「死ぬぞお前!」
「かめちゃん(お嫁)、生命保険かけてあるか?」
「すぐに病院に行け!」
大騒ぎ。

心底、心配してくれる親分にこんこんと説教されて
ヒロキは病院で検査する、と約束しましたが
(上がその約束・指きりげんまん写真)

その後もなんだかんだと言い逃れようとするので
とうとう
「そうだ、姉ちゃんはタロット占い師だ、ヒロキはタロットで健康運を見てもらえ!」
「あたしタロット持ってきてない、あ、でもトランプでも代用できるよ」
「じゃあトランプで見てもらえ!」
ということになり
親分の奥様のえみこさま(とっても可愛い♪)にトランプを探して頂いて
いきなり鑑定大会に。
結果は……
こらヒロキ、これは、洒落にならない。

生まれつき、ウルトラ偏食家で野菜をいっさい食べず、
背ばかり異様に高くて痩せすぎのヒロキ。
マサキや私と違って
スポーツにもいっさい縁と興味がないヒロキ。
いよいよツケがまわってきました。

そんな宴が開かれた親分の豪邸は
先年、大病をされた奥様のために
九星気学の方位や時にのっとって完璧に設計された
「えみこさんが快癒するための新居」
なのでした。家中すべてに気学の教えが活かされています。
つまり、妻への愛でできた家……。

その真っ只中で 親分に諭されるヒロキは複雑な表情。
目の前にいる愛妻・かめちゃんや、愛娘・ふじ&はづ、を見ると
自分ひとりの身体じゃない、ということが実感できたのでしょうか。

マサキも奥さんのゆかちゃん、息子のシュウ&ショウを見ながら
しみじみ、父としての健康の大切さに思いをはせているようでした。
マサキは働き過ぎや。そんで、お前も痩せすぎや。

「姉ちゃんも痩せすぎだろ!」という声には
しれっと「だってボクシング47キロ以下の階級でいたいんだもん」と返し
シュウ&ショウを相手にボクシング指南を始める私。

…うむ、持参したリースリング(うさぎラベル)と赤ワイン二本、ビールも
しっかり飲みほした後で
スリッパでミット打ちをやっていたせいで(アホですな)
ぐらぐらに酔いがまわり
帰り道は、五歳のはづちゃんに手をひかれて
よちよちと駅まで歩いて帰った(そして終電を逃した)
いい年して子供みたいな姉の言うことなど
弟たち、いっさい聞かないでしょうけれども、

お前ら、身体に気をつけろよー!(説得力ゼロ)

そして親分、えみこさん、かめちゃん、ゆかちゃん、ありがとうございました♪
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たまさん闘病中。

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たまさんの 腹部エコー写真。
膀胱がとても小さくなっていることがわかります…。

つらいので あまり書きたくなかったのですが
たまさんの健康を案じてくださっている 優しい方々がいらっしゃいますので
ご報告。

うさぎのおっさん、こと 我が家のたまさん、闘病中です。

先日、帰宅したら
たまさんの部屋(今、新住居の仕事部屋の半分がたまさんスペースです)に
敷き詰めたペットシート10枚が
ことごとく ずぶずぶに 真っ赤に 染まっていました。

まさに血の海。
その真ん中で 呆然としているたまさん。
いやあああああ、と私は絶叫しまして
取り乱しながら様子を見たのですが
おしりのあたりが真っ赤で、どこかから激しく出血している様子。
昨年の大手術の跡?下血?血尿?
大混乱しながら たまさんを病院に担ぎ込んだわけですが

かかりつけの獣医さんに診て頂いた結果、
ほぼ、膀胱からの血尿で
それが単なる膀胱炎なのか、腫瘍が転移しての症状なのか、
検査をしないと分からない…とのこと。

もし、腫瘍の再発であったとしたら
高齢の体力から考えて、もう手術は無理。
手立てはほとんどない、ということを、優しく、でもしっかりと伝えて頂きました。

もう目が見えていない たまさん。
自分に何が起こっているのかわからずに、怯えているのがかわいそうです。

とりあえず、お薬の投与で血尿は止まり
(でもなぜか緑色の尿を出しているよ、怖い)
失明に怯えて足腰も衰えていながらも
ぴょこぴょこ(よたよた)走り回って、アホほどご飯をもりもり食べています。

これだけ「生きる意欲」があれば、だいじょぶなのかな…と思いつつ
何がどうあっても、楽しく安心してうちで暮らしていてほしい、と願うのみ。
QOLだ。うさぎクオリティ・オブ・ライフ。

たまさんの痛いところ、苦しいところ、ぜんぶ私がもらうから。
私は大きいから、そんなのへっちゃらだから。全部ちょうだい!
と語りかけてみても ちょっとアルツハイマー入ってるのか
ときどき私が誰だかわからなくなり
がう、と吠えて噛みついてくる始末。もう。
もう、たまさんってば!しっかりしてよ!(泣)

そんなわけで たまさんのために引っ越したにもかかわらず
裏目に出たかい。ストレスになったのか、闘病中の今現在です。
ああ…。

オッス!オラ三上!
地球のみんな!たまさんに元気を分けてくれ!
(混乱中)

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ワイン好きのための、おつまみ。

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中野「ガレット バン」というお店のオードブルが
あまりにもステキだったので。

写真を撮ったら 美しすぎて
フランドル派の絵画みたいになりました。

内訳は
・茄子とベーコンのキッシュ(タルトがバター風味でさくさく!)
・サーモンのマリネサラダ(鮭がマリネードされてとろとろ。ケッパーが利いてる!)
・ラペ(ツナが入ってるのかな?にんじんだけではなくて、食べやすい!)
・鶏ハム(柔らかくてジューシー。スパイスもいい感じ!)
・タブナード&バゲット(黒オリーブ嫌いなゆだっちさんが喜んで食べてた!)

しらすのアヒージョやディップソースのポテトも頼んで
白ワイン二種と赤ワイン二種をそれぞれグラスで選んで頂きましたが
大満足。よかったねー、と言いあって。

ほぼ毎週、いろんなお店にワインを飲みにいってまして
おつまみにはうるさくなってきた二人でございますが
こちらのお店、メニューがとってもすてき!
(あ、中野では最高にフレンドリーなRabby、我儘言える千年葡萄屋、ワインないけど焼魚の陸蒸気、も素晴らしくて
吉祥寺では和食とワインの合うへちかん、銀座の老舗エスコフィエも素敵だったなあ)

こんなオードブル、家呑みでも作れたらなあ……。

というわけで、とりあえず今 自家製の「鶏ハム」を仕込んでおります。
つ、作るのに三日もかかるんかい!
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登山と、おべんと。

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まだまだ家が片付かない。
棚はばらばら、家財道具は床に山積み、本は雪崩れて、
とりあえず日常に必要なものだけ適当にそのへんに散乱。
ああ困った。

というわけで遊んでいる場合ではないのですが
なぜか山に登ってきました。
いろいろ変な想い出のある高尾山へ。

十年位前に友人たちと登ったときには
なぜか結果的に隣の山の頂上にたどり着いてしまい
そりゃあびっくりしたものでした。
リベンジ!と大晦日に結集して
群衆で埋まった真夜中の山道を登りつめて
首尾よく山頂で初日の出を拝めましたが
それはなんだか いわゆる「登山」っぽくはなかったな…と
(むしろ修行っぽかった)
微妙に腑に落ちない思いだけが心に残っていたのですが。

今度は正しい高尾登山です。
真昼間に正しい登山ルートをハイクしました。
おべんと持って。小鳥のさえずりと清流の音を聞きながら。

そもそも「登りたいんや」と言いだしたのは ゆだっちさんですが
あなた先月、エアーズロックに命からがら登ってきたばかりでは。
筋肉痛に苦しめられていたはずなのに なぜ今度は日本の山に登りたがるのか。
わかりませんが オーストラリア土産のお酒を貰ったからにはお供しましょう。

そんなわけで 連休の日曜日、高尾へ。
わたしは引っ越し疲れと風邪と喘息でぐだぐだでしたが
健脚には自信があるんだい、GO。

しかし。
二番目に厳しいルートをさくっとチョイスされて
これ、昨日の雨で山道ゆるんでますよ?
足すべらせたら軽く死にますよ?
って言うか、最後のほう道が「沢の中」ですよ?
ラストは心臓破りの無限階段ですよ?

これ、登るのはともかく絶対に降りられない、降りられない…
と唱えながら なんとか踏破。

紅葉のはじまった十一月、ハイシーズンで山頂も混みこみでしたが
無事にそこでお弁当。ああ生きててよかった。
眺めも絶景、こんな景色 東京でも観られるんだねー、と
グラデーションに重なる山々と、たなびく薄雲、スカイハイな空気感、
感動しました!
山は、いいなあ。
…ええ、スカイツリーより低い山でも。(衝撃の事実)

あ、画像はおべんとです。
おべんと好きなので。用はなくてもいつも一人で作ってる。
(そして公園とか教室とかで一人で食べる、空しいと言うなー)

人が食べてくれるおべんとなので、ちょっと奮発しました。
おいしかったよ。山のてっぺんでのランチ。

ゆだっちさんのリクエストで おにぎり。
(コシヒカリ新米で、焼鮭と昆布。塩海苔は後巻きでぱりっと)
大山鶏の照り焼き、ズワイ蟹の出汁巻卵、
キタアカリのバジルポテト、プチトマトとクレソン。
山の上で食べると、うまうまー。
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ひっこした。

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ポストの宛名が ずっとこのままだった。

ハッピーハロウィーン、とは関係なく
今日は十二時間ひたすら一人で引っ越し作業をしていました。

一週間前に 隣の新住居にはすでに住み替えていて
あとは旧住居の荷物をすべて運び出して
二十年間の汚れを徹底的に掃除するだけ…と言いつつ

二十年間ですわよ。二十年。もはや実家レベルの歴史と物資の圧倒量。
今週は毎日 仕事の終わった深夜にせっせと作業を進めておりましたが
あっというまに退去予定日。まだまだアホほど荷物が残っているし!

先週土曜の転居当日にも てんで引っ越しが進まず
泣きが入っているところへ
元ルームメイトのハラダさんがカーテンをリメイクして持ってきてくれたので
勢いで手伝わせてしまった、という情けない状況。

彼氏には「一人でできるから平気ー。手伝わなくてもいいよ!」とか豪語してたのに
実際はなんともお粗末な体たらくなのでした。
ああ、なさけない…。

そんなこんなでどうにか、退去と清掃を終え
運び込んだ荷物でぐっちゃぐちゃな新住居の中で
ようやくつなげたネットでお久しぶりなPCをひらいて
かっこわるい近況報告をしております。

たまさん?

転居の三日前から 本格的に目が見えなくなり
音と匂いだけに頼った生活になってしまって可哀そうなのですが
新しいおうちの同じ間取りの部屋で
「なんだかわかんないけどまあいいや」
って顔をして
いつもどおりにせっせと
元気に部屋を汚しまくってくれています。
こらー。
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