
私の趣味はボクシングと乗馬です。
最近ようやく気付いたことですが、この二つのスポーツは
競技中の負傷率が高いものの筆頭でした。
もちろん、それを鑑みて、万全に万全を期しながら挑むわけですが…。
それでも、馬は生き物。優しく賢い動物ですが、半トンの体重と一馬力の力を持ち、あやまちがあれば人馬ともに危険なことになります。
ボクシングは、戦闘。相手を殴り倒すことが本来の目標ですので、怪我は必然とも言えます。
乗馬クラブでは毎回、一日掛け捨てのスポーツ保険チケットを購入します。
ボクシングジムでは、一年間のスポーツ障害保険に毎年加入します。
双方を合わせると、結構なお値段。
乗馬はいよいよ駈歩レッスンに入り、次は障害飛越に挑戦したい今日この頃。
ボクシングはいつもリングで男性会員とマス対戦をし、そろそろ「女の子向け」の手加減もして頂けなくなってきた今日この頃。
支出を抑えつつ、大きな怪我に備えて、個人でスポーツ保険に入ろう!と決意したのでした。
まず、民間の某スポーツ保険会社の資料を取り寄せました。
読んでみると…
「一部の格闘技やアウトドアでの危険なスポーツと見なされる競技は不可」
との一文が…。
気になったので、電話してみました。
「私はボクシングと乗馬をアマチュアの趣味で行っているのですが、加入できますか?」
応対してくださった方は、戸惑った感じで
「あの、上の者に確認いたしまして、回答させて頂きます…」困惑。
15分後、かかってきた電話で
「あの、ボクシングと乗馬ということで…当社には前例がなく、申し訳ございませんがご加入頂けません」
断られたよ!(@_@)
その後、他社のスポーツ保険に問い合わせるも、ジムの年間保険に入っているせいで手続きがややこしくなり、こちらもアウト。
そんな時に、郵便ポストに入っていた自治体の保険が安くて、スポーツ障害にも対応すると知り、すかさず加入申込書を送付。
…したところ、即座にリターン電話が。
「治療中の疾病の欄に、気管支喘息とのご記入がございますので、ご加入頂けません」
そう、私は生まれつきのハイパー・アレルギー体質。
喘息・アトピー・鼻炎のアレルギーマーチを持っていて、東京都の大気汚染条例、つまり公害病の認定を受けているので
通常の保険には入れない、ということが明らかになったのです。
10年以上、発作も症状も出ていない、と言い張っても
定期的に専門医に受診している以上、保険ではリスキーな加入希望者と見なされます。
危険と思われるスポーツを二つもやっている以前に、私は公害病の喘息患者で
保険なんてどこにも入れないんでしたー!
超ショック。(--;)
それでも。
さまざまな保険に体当たりで問い合わせを続けて
ようやく。
某会社の「健康に不安のある人でも入れちゃうよ☆」保険に問い合わせて
怪我や障害もふくむ、生命保険に加入することができたのでした。
掛け金、めっちゃ高いです。
保険金、めっちゃ安いです。
それでも。
なんだか少し心が落ち着きました。
好きなことばかりして(しかも危険なスポーツ)好きなように生きてる人生。
とつぜん閉じることになったら
身内の者たちに迷惑だけ残すことになって
申し訳ない!
という思いが、ずっと引っ掛かっていたのです。
もう大丈夫だ。
葬式代、出るぞー!
さっそく、弟ヒロキにlineを送りました。
姉ちゃん、生命保険に入ったから、死んだら葬式よろしくな!と。
ヒロキから速攻返信。
「心得た!葬式ではドアーズの“the end”を流して盛り上げるよ!」
と…。
うむ、これでは死ねぬ。
怪我せず長生きを決意しました…。
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